市川市鬼高1-1-1 ニッケコルトンプラザ1階

047-377-1707

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病のページ

生活習慣病とは、日常の不健康な生活習慣によって発症する病気の総称で、偏食・過食や不規則な食生活、慢性的な運動不足、喫煙や過度の飲酒、過労、精神的なストレス、睡眠不足などの多様な原因によります。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症といった病気が、生活習慣病の代表的なものです。

生活習慣病の特徴としては、自覚症状に乏しく、病気の進行に気が付きにくい点が挙げられます。
しかし、適切な治療を行わなければ、主に血管がダメージを受け、動脈硬化や動脈がつまってしまうリスクが高くなります。さらに放置すると、様々な合併症を発症し、脳卒中や心筋梗塞といった重篤な状態となって初めて病気に気がつくということになりかねません。
生活習慣病は早期に発見し治療を行うことがとても大切ですが、それには常日頃から生活習慣を見直し、改善点などに目を向けるなどの心がけが重要です。例えば、定期的な健康診断を受けることで、血圧や血液検査の数値の異常や変化が分かるので、生活習慣病やその予備軍であることなども把握することができます。
たとえ自覚症状がなくても、健康診断などの結果で異常がみられた場合には、お早めに当院までご相談ください。
初めに患者様の現在の状況について診察や検査を行い、同時に普段の生活習慣(食事の傾向や嗜好品の摂取、運動習慣など)をお聞かせいただいた上で、適切な治療や生活習慣の改善点のアドバイスなどを行っていきます。

主な生活習慣病

高血圧症

血圧は、心臓から血液が全身に送り出される際に血管にかかる圧力のことで、この圧力が高くなる病気を高血圧症と呼びます。高血圧症の場合、血管がそれに耐えられるように血管の壁を厚くするようになりますが、その結果、血管の柔軟性が失われ、やがて動脈硬化を引き起こします。高血圧症は通常、自覚症状に乏しいですが、放置すると心臓病や脳卒中といった合併症を発症するリスクを高めます。
日本高血圧学会によれば、外来時の血圧測定で最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上のどちらか一方でも超えていれば高血圧と診断されます。健康診断や自宅、職場などで定期的に血圧測定を行うことで、数値の変化をチェックいただき、高血圧症と思われる場合には、お早めにご相談ください。
高血圧症の原因が、はっきりと特定できない(加齢や生活習慣によるであろう)本態性高血圧が高血圧症の患者様の実に9割近くを占めており、高血圧の原因となる何らかの病気がある場合や薬の副作用などで起きる二次性高血圧の発症は比較的まれです。
また、高血圧症の要因になる生活習慣としては、塩分の多い食事、過食、運動不足による肥満、喫煙や過度の飲酒などが挙げられます。他に、精神的ストレスや寝不足も原因となります。

脂質異常症

脂質異常症とは、以前は高脂血症と言われており、中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールなどの脂質の血液中の濃度が持続的に高い状態を表します。加えて、HDL(善玉)コレステロールの血中濃度が一定の基準より少ない場合も、同じく体にとって良くないことが判明してからは、現在の疾患名で呼ばれるようになりました。
血液検査により、LDLコレステロール値 140mg/dL以上、中性脂肪 150mg/dL以上、HDLコレステロール値40mg/dL未満といった数値によって診断されます。
本来、コレステロールや中性脂肪は人体を形成するためには欠かせない成分なのですが、これらが増えすぎると血管内に蓄積され、血管にダメージを与えたり、血液の流れを悪くしてしまいます。
脂質異常症も他の生活習慣病と同じく、自覚症状に乏しいので、健康診断などで意識して状態の把握・管理をしないと、やがて進行し、脳卒中や心筋梗塞といった合併症を引き起こすようになります。
脂肪分の多い食事、過食、運動不足による肥満、喫煙や過度の飲酒、精神的ストレスなどが原因として考えられています。

糖尿病

糖尿病は、慢性的に血糖値が高い状態が続くことで、身体に様々な悪影響を及ぼす疾患です。
血糖値とは、血液中にあるブドウ糖(血糖)の濃度のことで、この数値が高いと糖尿病の診断となります。
食後などは通常、どなたでも一時的に血糖値は上がりますが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで、正常範囲まで血糖値を下げてバランスが保たれます。しかし、何らかの原因でこのインスリンへの体の反応が鈍くなったり、インスリンの分泌量そのものが不足すると、血糖値の高い状態が維持されるようになります。
このように血糖値が慢性的に高くなる糖尿病には、1型と2型の2つのタイプがあります。
1型糖尿病とは、インスリンを産生する膵臓の細胞が、主に自己免疫によって破壊されてしまうことで、体内でインスリンをほとんど分泌しなくなる病気です。2型糖尿病に比べると大変まれであり、遺伝的な要素が大きく、幼児期や10代のうちに発症することが多いタイプです。一方、2型糖尿病は全糖尿病患者様の大部分を占めており、生活習慣病としてよく知られているのがこちらです。主に不摂生な生活習慣(過食・偏食、運動不足、飲酒・喫煙、過剰なストレスなど)が原因で発症し、徐々にインスリンに体が反応しなくなったり、インスリン分泌量が減少していきます。
いずれのタイプにしても、高血糖が続くと、それによって血管が常にダメージを受けている状態となり、糖尿病の三大合併症と呼ばれる糖尿病性網膜症(目)、糖尿病性腎症(腎臓)、糖尿病性神経障害(末梢神経)を発症するリスクが高くなります。
さらに大血管への障害により、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)などを引き起こす原因にもなります。

遠山クリニック 形成外科・皮ふ科

診療科目
内科 呼吸器内科 アレルギー科
住所
272-0015 市川市鬼高1-1-1
ニッケコルトンプラザ1階
アクセス
JR総武線「本八幡」駅徒歩10分
「下総中山」駅徒歩10分
京成線「鬼越」駅徒歩6分
電話番号
047-377-1707

診療時間

  日・祝
10:00~13:00
15:00~18:00

休診日:水曜日・木曜日
受付は診療終了時間の30分前迄となります。